はじめに
OpenCVとPythonのバージョンを確認する方法を紹介します。
稀にしか使わないかもしれませんが、備忘録として投稿します。
2023年5月の本投稿執筆時点の最新バージョンはOpenCVが4.7.0、Pythonが3.11.3です。
OpenCVとPythonがインストールされていることが前提になります。Mac限定ですが、インストール方法は下記リンクを参考にしてみて下さい。
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OpenCVのバージョンを確認するには、PythonのOpenCVパッケージをインポートして、cv2.__version__
を使用します。以下は、PythonでOpenCVのバージョンを確認するための例です。
import cv2 print("OpenCV version") print(cv2.__version__)
上記のコードを実行すると、出力にOpenCVのバージョン番号が表示されます。
OpenCV version 4.7.0
これを応用して、ターミナルまたはコマンドプロンプトで下のコマンドを使って確認することもできます。
python -c "import cv2; print(cv2.__version__)"
Pythonのバージョン確認
Pythonのバージョンを確認する方法は、ターミナルまたはコマンドプロンプトで確認する方法とプログラム中で確認する方法の2つを紹介します。
ターミナルまたはコマンドプロンプトで確認
下記のコマンドを入力するとPythonのバージョン番号が表示されます。
もちろん、Pythonがインストールされていない場合は表示されません。
python --version
結果は下の通り。
Python 3.10.6
プログラムの中でバージョンを確認
Pythonのsys
モジュールを使用して、Pythonのバージョンを確認することができます。
import sys print("Python version") print(sys.version) print("Version info.") print(sys.version_info)
上のサンプルコードにおいて、sys.version
は文字列でPythonのバージョン情報を出力し、sys.version_info
は、Pythonのバージョン情報を整数のタプルで返します。
以下はmacOSで実行した結果です。
Python version 3.10.6 (main, Sep 17 2022, 11:03:19) [Clang 13.1.6 (clang-1316.0.21.2.5)] Version info. sys.version_info(major=3, minor=10, micro=6, releaselevel='final', serial=0)
このように、Pythonのバージョンをプログラムの中で確認することで実行中のPythonのバージョンを特定し、プログラムの動作を制御することができます。例えば、特定のバージョン以上でのみ利用可能な機能を使用する場合には、バージョンチェックを行い、必要なバージョンでない場合にはエラーを出すなどの処理が行うということができます。
おわりに
OpenCVやPythonのバージョン確認方法を解説しました。
バージョンの確認はアプリケーションやプロジェクトの開発、プログラム共有、APIの互換性の確認など、様々な場面で役立ちます。
OpenCVやPythonのバージョンをプログラムの中で確認することで、実行中のバージョンを特定しプログラムの動作を制御することができます。例えば、特定のバージョン以上でのみ利用可能な機能を使用する場合には、バージョンチェックを行って、必要なバージョンでない場合にはエラーを出すなどの処理が行えます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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参考リンク
1. コマンドラインと環境
CPython インタプリタはコマンドラインと環境を読み取って様々な設定を行ないます。 CPython 実装の詳細: 他の実装のコマンドラインスキームは CPython とは異なります。さらなる情報は 別のPythonの実装 を参照してください。 コマンドライン: Python を起動するとき、以下のうち任意のオプションを指定できます: もちろん、もっとも一般的な利用方法は、単純にスクリプト...
sys --- システムパラメータと関数
このモジュールでは、インタプリタで使用・管理している変数や、インタプリタの動作に深く関連する関数を定義しています。このモジュールは常に利用可能です。 出典 C99, ISO/IEC 9899:1999. "Programming languages -- C." A public draft of this standard is available at https://www.open-...